先日久しぶりに実家に帰った際にiPhoneおよびMacBookで今まで繋がっていた実家のWifiに繋がらなくなっており、問題自体は解決したのですが、意外と同様の現象に関する情報が少なかったので、その時の対処法をメモします。
今回の事象
実家に帰った際にiPhone及びMacBookProが無線LANに繋がっていない事に気付き、手動で接続を試みるも「パスワードが違います」と表示されWifiに繋がらなくなりました。
もちろんパスワード変更などはしておらず、無線LAN及びiPhone・MacBookの再起動や無線LANのパスワード再設定を試してみるも改善されませんでした。
ちなみに実家にあるWindowsPCやテレビ等は問題なくWifiに繋がっている状態でした。
環境一覧
無線ルーター
メーカー | バッファロー |
---|---|
機種名 | WZR-HP-G302H |
ファームウェア | Ver.1.85 |
暗号化 | WPA2-AES |
iPhone
機種 | iPhoneX |
---|---|
iOS | 11.4.1 |
MacBook
機種 | MacBook Pro (15-inch, 2018) |
---|---|
OS | macOS High Sierra 10.13.6 |
解決方法
色々と調べていくとAppleのコミュニティに同様の現象に対する質問があがっていました。
内容を見てみるとどうやら2.4GHz帯の倍速モードが原因ぽい様で、この帯域ではBluetoothと共存などの理由でAppleでは以前から2.4GHz帯では20MHzの利用を推奨しているとの事。
さらに
Wi-Fi規格の802.11-2012でも「アクセスポイントとルータは2.4GHzにおいて20MHzを初期値としなければならない。40MHzに変更する時は複数の基準を満たす時のみ」となっているとのことです。
との記述が。
早速実家のWiFiルーターの設定を見てみると確かに2.4GHzの40MHzの設定になっておりました。
そこで設定を2.4GHz-20MHzに変更してルーターを再起動すると、無事接続する事ができました。
iOSが10系から11系にする時に、2.4GHz対の40MHzを使用できない様に仕様変更を行なったのかもしれないですね。
ちなみに手元に環境が無いので動作確認は行えておりませんが、5GHz帯域では160MHz幅でも同様に接続ができなくなる現象が起きている様です。
参考リンク
同様の現象に関するコミュニティディスカッションページ
Apple公式のWifi設定に関するページ
support.apple.com
上記Apple公式のWifi設定に関するページでも
2.4 GHz の周波数帯では 20 MHz のチャネルを使用してください。
と2.4GHz帯では20MHz幅を使用する様に記載されておりました。